子どもと愛でつながる幸せな子育て

中学2年生娘と学校に行っていない小学4年生の息子を持つ母の子育てブログです。

ゲームばっかりが心配な時〜白黒決めずに観察し続ける

 

子どもがゲームばっかりやっている時に
親としてどうするのか?


とお友達に質問された時に出てきた答えが


「何が起きるか観察し続けて
必要な時に関わる事」


だった。

 

 

ゲームをやっているのは悪い事だ
という前提でみて
ゲームを制限しようとしたくなるのが一般的な反応だと思う。


学校でも教師からそう言われたり
ゲーム脳とかゲーム依存症とかいう言葉も見聞きするし。

 

だけど
やっている事を単純に制限した時に何が起きるかというと
ゲームをする事で得ようとしたものが得られなくなり
やりたい事を禁止されて反発が生まれる。

 

だから単純に禁止するのは得策ではないし
かといって完全に放任したら本当にゲーム依存症で健康を害するかもしれない。

 

ゲームにしても何にしても
禁止されるとなかなかやめられず
一時期ハマってやり続けると卒業する事もよくある。

 

 

自分の子どもが今どういう状態なのか見極めるために
まずは良い悪いの白黒決めずに観察するのがいいと思って観察し続けていた。

 

観察は監視ではない。


ずっとつきっきりで見ている訳ではなくて
何が起きているのかに意識を向けている感じ。

 

それは息子がゲームや動画漬けになった小学校低学年の時から今に至るまでずっと(≧∀≦)

 

年単位で観察する。

もっと言えば大人になるまで観察し続ける。


そんなつもりでいると焦りや不安は収まりやすいと思う。

 

 

私も最初の方は自分の不安や心配をなだめながらでしんどかったけど
最近は息子がゲームを作ること(プログラミング)に情熱を感じてやっているので
これがおそらく将来の仕事にもつながるだろうと予想できて安心し
生活習慣について時々促す程度。

 

 

今やっていることを単純に否定せずに観察し続けることは
子どもが自分の特性を活かして生き生きと人生を生きる事に関係していると思う。

 

子どもがやりたい事、好きな事をしていくのがそれにつながる(というかそのもの)なのだと思うけど、
今の社会状況ではなかなかそうできない事も多いのではないかと思っている。

 

学校では自分の興味に基づかないやらねばならぬ事をやることを促されることも多い。

そんな時に、家に帰ってきてのゲームや動画は手軽で便利な息抜きになる事が多い。

 

本当に好きで、うちの息子みたいに将来につながる興味の場合もあるし
単に息抜きというか必要に迫られてやってる場合もある。


そしてゲームや動画は学校で提供されるものよりはるかにクオリティが高かったり依存性が高かったりするから抜け出しにくい。

 

親が子どもに自分を生きてほしいと思っても
そんな難しい状況にあるのではないかと思う。

 

しかし、だからこそ、白黒決めずに観察し続けるのが大事なのだと思う。

 

 

そして観察し続ける中で私が一つ気が付いたのは
私もまたスマホ依存症に近いということ^^;

 

暇になればスマホ触ってるじゃん(//∇//)

そりゃ子どもも同じようになるよね。

 

観察の対象は子どもだけじゃなくて
それを見ている自分も含めてね。

 

そして
ゲームの良い面もあることもよくわかった。
特に今はオンラインゲームで人とのコミュニケーションや社会性が育つことや
リアルなつながり以外のサードスペースを持てる事。


ゲームによるけど結構頭使うし
うちの子みたいにコマンドからプログラミングに興味が発展したりもする。

 

☆☆☆

 

そして最近ひらめいたのは
自分に対しても、子どもにしてきたように
年単位、あるいは一生かけて
白黒つけずに観察し続けたらいいのじゃないかということ。

 

何かの行動をとった時に思うような結果にならないと
それがダメだったんじゃないかと
不安になったり怖くなったり自分を責めたり
って反応が割と起きやすいのだけど

そんな短期的に、自分の想定内の事だけで判断することはないのだ。

 

自分の言動がどう影響してるかなんて簡単にはわからない。

(悪意からであれば悪意が返ってくるとは思うけど。)

 

自分の奥から生まれた言動であれば尚更。

だから、いちいち自分の言動を否定的に観ないで
成り行きを観たらいいのではないか。

 

そう思ったら
自分を縛っていたものが解けて空間が広がり
楽に、自由な感覚になった。

 

 

子どもに対しても
自分に対しても
どちらからやってみてもいいのかも。

 

怖れや不安から否定的に観ることから
何が起きてるかを好奇心のように見守ってみることへ。

 

何やってもいいんだなー
って
頭では知っていたけど
体感として感じられたのは今回初めてかも。