子どもと愛でつながる幸せな子育て

中学2年生娘と学校に行っていない小学4年生の息子を持つ母の子育てブログです。

不登校の子どもを持っても苦しまなかったワケ①

不登校の子どもがいるお母さん方は苦しい思いをしている人が多いのだな…と気付かされる事がありました。

 

私は、そのような苦しみは体験した事がなく

現役不登校(笑)の息子にも楽しみの方が優っています。

 

それはなぜなのかな…と思うに二つ思い当たりました。

 

まずは、私は自分が子どもの頃にものすごくネガティブな時期が長く続き

それを超えて来た体験があるからかなと。

 

そしてもう一つは娘が幼稚園の時

当時5歳の娘が、不登園になりしかも

「死にたい」

って言っていたのを体験して超えて来たからかな。

 

 

一つ目の子どもの頃のネガティブな時期

自己否定が凄まじくて世界は灰色に感じるような毎日でした。

 

自分の事が恥ずかしく、何を話したら受け入れられるのかわからなくなってほとんどしゃべることもできなくなりました。

 

毎日が針のむしろのようで、学校にも行きたくないけど行かないと親も困るだろうし行かなければ生きていけないという感覚で何とか行っていました。

 

いじめられたのは小学一年生の頃だけでそれ以降はあからさまないじめもなかったですし

どちらかといえばいい友達に恵まれていたなと振り返って思いますが

自己否定のアリ地獄からはなかなか抜けられませんでした。

漫画や本、寝ることに逃げる毎日。

 

だけどそこから抜け出たいともがきつづけ

そのもがきは社会人になってからもずっと続いていました。

 

 

大学に入ってからは心理学や心理療法に興味を持ってたくさん本を読み

この苦しさが自分個人だけのものではないのだと段々理解していきました。

 

自分個人の苦しみは普遍的な人類の苦しみであるとわかり

その苦しみの根源を探して来たように思います。

 

どうしたら苦しみから解放されるのか?

それを自分を実験台にして試行錯誤するような感覚がありました。

 

大学生の時にお酒の席で酔っ払って人との境界線にある殻が破れたところを突破口に変化が始まったように思います。

高校までとは違う大学の風通しの良い環境も楽でしたねー。

色んな体験ができてほんと楽しかった。

 

それまでコミュニケーションをほとんど取ってこなかった私は

「大学生だけどコミュニケーションは小学一年生だ。ここから始めよう」

って思って

未熟なコミュニケーションを恥じて殻に閉じこもらないよう

未熟でも体当たりで失敗していけーって姿勢をその設定で支えていたように思います。

 

 

仕事をし始めて、役割を持って人と関わることが楽だなーと感じて

そこでたくさんの人と心の交流をする体験を得られたのも大きかったですね。

 

そして、このコミュニケーション小学生の私がなんだか奇跡的に結婚できた感覚でしたが結婚生活は苦しさの温床で^^;

また、子どもが生まれて別の苦しさが生まれ。

 

数年間カウンセリングを受けたり

様々なセラピーを学んだり受けたりもして。

 

カウンセリングで自分が女性であることを否定していたのに気が付いたのを皮切りに様々な気づきもあり

色々な体験をする毎に少しずつ少しずつネガティブさが消えていきました。

自分を恥ずかしいと思う感覚も消えて行きました。

 

昔は失敗する事が恥ずかしくていたたまれなかったのですが(^^;;

今は失敗は笑いのネタです笑笑

 

そんな繰り返しから

苦しみ、ネガティブな感情は

最後は必ず感謝に行き着くものだと思うようになりました。

 

ネガティブに思っていた相手に必ず感謝する地点がある。

ネガティブに思っていた体験に必ず感謝する時がくる。

 

 

そんな体験があっての子どもの不登校だったので

子どもの行きたくない気持ちもよくわかるし

シュタイナー教育の幼稚園に通っていたので、小学校とか、公立ではなくてシュタイナー学校に行った方がいいんじゃないかと思ってもいたし)

学校に行かない事をほとんどネガティブには捉えなかったのです。

 

息子が小学一年生から学校に行かず

字もろくに書けないのも

フリースクールを探していて知ったデモクラティックスクールの話に大いに後ろ盾を得て

ほとんど心配もしませんでした。

 

むしろ

同じような不登校児を持つ人たちの希望の一つになれることにとてもワクワクしました。

(これは今も変わらず)

 

また、私の子どもの頃の

ほとんど会話ができない状態がひどすぎて^^;

それでも超えてきたので

自分の子どもも、お会いする人たちにも

体感的に大丈夫としか思えないのもあります。

 

ネガティブな体験がひっくり返った時に

同じだけの絶対値のポジティブにもなることも

自分の体験や周りの人の体験から実感していたのもあります。

 

とにかく

大丈夫

なんです。

 

そう思い返してみると

今、不登校の子どもを持って苦しんでいる人は

私が子どもの頃に苦しんでいたことを今経験しているのかもしれないなと思います。

時期の違いだけかもしれません。

 

だから、大丈夫だなって思う。

 

苦しみは感謝に変わる時が来る。

 

 

長くなったので娘が死にたいって言った話はまた次回に続く…!