子どもと愛でつながる幸せな子育て

中学2年生娘と学校に行っていない小学4年生の息子を持つ母の子育てブログです。

娘のバイト〜生きる力を育む教育

18歳無職で受験生の娘。
今年の夏に私の父のペンションで初のバイトをしてきました。

バイト終わっての評価をいただきましたが
↓↓↓
凄く気が効く
先を読んで仕事する
結構手早い
一回行ったことはきちんとやる
誰とでもお話出来る

って感じで、ふつう同じことを2度3度言ってやっと覚えてくれるのが普通ですが
全く手のかからないバイトさんでした。

とのこと。

これ多分、きのくに子どもの村学園での4年間がかなり役立ってるなと思いました。

きのくにの「プロジェクト学習」は、子どもたちが自分たちがやりたいことを自分たちでほぼ考えて実行するのもで、半ば仕事なんですよね。
それも、相当な自主性を必要とする仕事で、コミュニケーションも必要とされる。
プロジェクト学習以外も、旅行やミーティングやイベントなどもほとんど子どもたちがやるし
新聞や冊子作りで原稿もよく書いてて
まーほんと仕事ばっかりしてたような。

寮生活でも、朝ご飯は作って片付けるところまで当番制で子どもたちの仕事。
自室の管理も自分で。
(なので、ほとんどの部屋が散らかり放題笑笑
その中で娘の場所だけいつもきれいだった。
しかし自宅の部屋は散らかり放題笑笑)

そんな4年間を送って
最初はプロジェクト学習の時も何していいかわからなくて困っていた娘が、とっても成長しました。

そして中学校を卒業して高校には行かない選択をして家にいる娘。
高校に行かないから、家事をやる!と自分から言い出して(私が仕事と家事全部やってるのが大変と思ったらしい)家事をやり始めた。
学校での経験があるので、特に私が手取り足取り教える事もなく、我が家のやり方だけ伝えてやってもらった。

全体的な管理とか、買い物やゴミ出しなどの外とのやりとりは私がやって
料理や洗濯は娘がやって
掃除は私がたまにやって笑笑
という感じ。

最初の1〜2年はかなり頑張っていて
料理と皿洗い、お弁当まで作ってくれていたけど
皿洗いは好きじゃないので溜まっていき、そのうち私の担当になり
お弁当は睡眠時間削って作るので疲れてきて夕食の支度ができなくなるので最近は「睡眠時間8時間取れないときはお弁当作るのはなし」と言い渡してもっぱら外食になっている。

とはいえ料理のメインを娘が受け持ち続けたためか、最初はレシピを見ながら作っていたのが2年も経つと見なくても自分で適当に作れるようになった。

主婦業をやっているので、他のことでも、状況を判断して今自分が何をやればいいのかわかって自分で動けるようになっているとわかったこともあった。
(自宅の外壁の塗装作業を大勢でやった時)

生きる力ってこういうこともあるよなーと思う。

娘はもうどこにいっても一人で生活できるし仕事もできる。

学校の教科の「勉強」という意味では普通に学校に行っている子たちに比べたらあまりやっていないけど(中学卒業してからは皆無に等しい^^;)
生きるための能力が身につくことをたくさんしてきたのだなと思う。

娘の経験はこれからの教育に必要な要素を含んでいるのではないかと思うのだった。