「勉強しろ」というと子どもは勉強しなくなる
元ソニーでCDやAIBOの開発に関わった天外司郎さんのメルマガより。
「○○しなさい」と言われることで
「○○しない人間だ」っていう
「無自覚な思い込み」ができていくのかもしれませんね。
愛情から言っている事が、逆の効果を持つって残念。
知っておくだけで行動が変わるかもしれないなぁ。
知っててもつい言ってしまうけど(^_^;)
あ、逆効果だったって思うから、子どもがやらなくても当然だよねと思える!(笑)
(うちの子は宿題のない学校と、ホームスクーリングなので、勉強しなさいは言う必要がないのですが、他のことも全部同じ原理なのでー。)
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天外レポート No.118 2018.09.03
(より抜粋。)
「勉強しろ」というと、子供は勉強しなくなるということはご存知でしょうか。これは、NLP(Neuro Linguistic Program)という学問が明らかにしたことです。
「勉強しろ」というメッセージは大脳新皮質で表面的には理解されますが、古い脳には届かず、行動には結び付きません。
ところが、その指示には「あなたは勉強しない子ですね」という、裏のメッセージが隠れています。
裏のメッセージは、本人も気づかぬうちに
古い脳に入り、心の底で「自分は勉強しない子だ」と納得して勉強しなくなる、というのです。
もちろんこれは、無意識的な反応なので、本人は何故勉強したくなくなったのかわかりません。
第1回ホワイト企業大賞を受賞された未来工業の創業者、故・山田昭男さんは、会社内外のあらゆる金銭出納にチェックを入れず、「お前らは、どうせ泥棒だろう。どんどんごまかせ」
といってはばかりませんでした。
「泥棒」呼ばわりは大変失礼ですが、反面
チェックをしないということは全面的に信頼している、ということです。
一般にいう「信頼」というのは、「あなたたちはきっといい人ですよね。だから信頼します」です。
いい人かどうかを判別するために、チェックが入ります。
でも、チェックが入るということは、NLP的にいえば
「あなたたちはごまかす人ですね」という裏の
メッセージを伝えており、社員は、それに応えてごまかしたい、という欲望が育まれてしまいます。
山田さんは、「ごまかせ、ごまかせというと
誰もごまかさないが、“ごまかすな”といった途端皆ごまかし始める」といっておられましたが、NLP的には、これは正解でしょう。
いままでの企業経営では、社員がごまかさないように厳重にチェックをする、というのが常識でした。
NLP的に見ると、大変なコストをかけてわざわざ社員にごまかすことを促しているようなものです。